幼稚園・保育園の年中さん・年長さんともなると、気になるのが「ランドセル」のこと。
近年では、ランドセルを求める活動は「ラン活」と呼ばれ、年々加熱しています。
年中の冬からスタート!ともいわれる「ラン活」ですが、その時期を逃すとだめなのか、というと、そういうことでもありません。
ランドセルには大きく分けて3つのタイプがあります。
ここでは、
『① 工房系』
『② 大手系(お手頃/ブランド)』
『③ お得系』
とタイプ別に呼ばせていただき詳しく解説していきます。
実は、お目当てのランドセルのタイプごとに情報収集を開始する時期やラン活手順に違いがあるのです。
現在、まさに「ラン活」真っ最中の私が、
―これから張り切って「ラン活」に取り組みたい方
―周囲の同級生は「ラン活」しているけど我が家はまだ・・・という方
―何から始めていいかわからない!という方
に向けて、詳しくガイドしていきます。
自分の体験と周囲の「ラン活」経験者のリアルな経験を元にした記事ですので、これから「ラン活」を始めようとしている人の参考になるはずです。
Writer Profile
時短OL、在宅ワーク、ママの三役をこなすワーママのYuです。結婚前は幼稚園教諭として働いていました。子どもは年長さんの娘がひとり。0歳児から保育園にお世話になっているので、保育園情報もおまかせください。特技は整理整頓と、SNSでのトレンド情報チェック。流行りモノも大好きです。
では、「ランドセルのタイプごとの特徴」と、それぞれの「ラン活手順のパターン」を、ラン活開始時期ごとにご紹介していきます!
目次
『工房系』ランドセルの「ラン活」は、早ければ早いほどよい!(年中の12月~)
『工房系』ランドセルを販売しているのはどこ?
工房系ランドセルといえば、下記のメーカーが代表的です。
黒川鞄工房
土屋鞄
鞄工房山本
萬勇鞄
カバンのフジタ
池田屋
羽倉
村瀬鞄行
モギカバン
ナース鞄工(キッズアミ)
カザマランドセル
京都ランドセル工房
いわゆる『工房系』と呼ばれているランドセルを狙っているのであれば、ラン活は早く始めるに越したことはありません。
『工房系』ランドセルの中でも、特に素材や造りにこだわりがあり、牛皮の中でも最高級素材といわれる「コードバン」や、価格帯が10万円を越える最高級モデルのものであればなおさら早めのスタートが吉。
その理由を次の項目で見ていきます。
『工房系』ランドセルの特徴は?
『工房系』の最高級ランドセルには、次のような特徴があげられます。
・数量限定
・完全手作りのオーダー品
・牛革、コートバンなどの最高級本革を使用
・細部まで伝統的な造りにこだわっている
工房系ランドセルの特徴の筆頭は、「数が少ないこと」。
製作は全て、熟練の職人さんの手作業であり、注文を受けてから製作に入るオーダーメイドですので、大量生産ができず、入学前年の夏までには完売してしまいます。
そのため、『工房系』のランドセルを狙うならば、最も早く行動を起こすことが必須となります。
牛皮素材の中でも最高級といわれる希少な部位の革である「コードバン」を使用したランドセルは、毎年発売からすぐに売り切れになってしまいます。
どれくらい早く売り切れてしまうかというと、「コードバン」のランドセルで最も有名な黒川鞄は、2022年度入学のランドセルが2021年5月18日に全モデル完売してしまいました。
(2021年5月18日に全品完売。画面は6月3日のもの)
引用元:黒川鞄工房
冬から資料請求を受け付け、3月3日にWeb上でラインナップ公開、同時に順次カタログ発送、3月10日から販売受付を開始し、その2か月あまり後には完売となってますから、お目当てのモデルがある人はタイミングを逃すことがないように注意しましょう。
黒川鞄以外の『工房系』メーカーでも、5・6月には完売モデルが目立ってきています。
しかし一方で、同じく工房系有名メーカーである土屋鞄は、2022年度入学用のランドセルの完売モデルを7月31日まで出さず、7月31日までの注文分は「すべてのランドセルからお選びいただける期間」と設定しています。
高級工房系ランドセルをねらっている人にとってはうれしいニュースではないでしょうか。
(2021年2月26日公開のページ。画面は6月3日のもの)
引用元:土屋鞄
とはいえ、『工房系』ランドセルは早期に順次完売していくことに変わりはありません。
『工房系』ランドセルを購入希望な場合は、ゴールデンウィーク頃~夏休み前あたりに決めることを目標に「ラン活」をするとよいといえそうです。
次に、詳しい「ラン活」の手順をみていきます。
『工房系』ランドセルの「ラン活」手順
『工房系』ランドセルを狙う人の「ラン活」手順は、こちらを参考にしてみてください。
① 小学校入学の前年3月頃までにカタログを請求する(年中の12月頃~3月頃)
WEBでも商品ラインナップは見られますが、サッと一覧でき、他社製品とも比較しやすい紙のカタログは一冊あると便利です。
なお、早期請求(年末年始頃)すると、カタログと一緒に、ランドセルの革の端切れで素材感を比較できる素材一覧表も送付してもらえることがありますので、絶対に欲しいところです。
まずは、気になる工房があればできるだけ早めにカタログ請求しておきましょう。
② 展示会・直営店などの見学予約する(スケジュール注意!)
カタログ請求が済み、お目当てのランドセルの目星がついたら実際に現物を見て試着したいですよね。
『工房系』ランドセルの多くは、工場併設の直営店か展示会などでしかお目にかかれず、百貨店やオンラインショップで購入できることは稀です。
ですので、必ず展示会や直営店などの見学予約をしておきましょう。
展示会とは、全国の都市部を中心とした会場でランドセルを展示するイベントで、直営店が遠くて行きづらい人には嬉しいイベントです。
しかし、年に一回、数日間しか行われないのでスケジュールには注意が必要です。
直売店は工場に併設されている場合が多く、一年通して見学できます。
しかし人気のモデルは8月頃までには完売してしまいますので早めの見学予約が必須です。
見学予約の方法については、カタログやWEBサイトに記載されていますのでチェックしてみてください。
③ 直接店舗へ行けない場合は、オンライン相談/レンタル試着
新型コロナウイルスの流行にともない、各ランドセルメーカーでは、オンラインでもできる様々な試みを実施しています。遠方の人や出かけにくい人にとっては便利になったともいえますね。
展示会や直営店に直接出向けない人のためのサービスとして、次のようなものがあります。
・オンライン相談会
・レンタル試着
オンライン相談会は、主にLINEなどの通話アプリを利用しながら、メーカーの販売員さんと直接顔を見て相談できるサービスです。
レンタル試着は、気になるランドセルを自宅まで郵送してもらい、実際に試着できる便利なサービスです。
展示会や直営店に行かれない人は、オンライン相談会・レンタル試着を併用してじっくり検討して決める、というのもアリでしょう。高級で、毎年売り切れるほどの人気なだけあって、品質はお墨付きです。
④ 7・8月頃までに購入決定(店舗・オンライン)
相談など試着などの検討を経て、ほしいランドセルを一つに絞ることができたら、いよいよ購入です。
工房系ランドセルの場合、新作を含めた全てのラインナップが出揃っている期間は7月頃までと大変タイトなスケジュールですので、早めの購入が鉄則です。
なお、早期購入割引・おまけサービスなどが存在する場合もありますので、各メーカーにあらかじめ確認しておきましょう。
⑤ ランドセル到着
購入をすませれば、あとは待ちに待ったランドセルの到着。
『工房系』ランドセルは、年が明けた1~2月頃に届く場合がほとんどですので、それまで楽しみに待ちましょう。半年ほどの待ち時間が、ワクワク気分を盛り上げます。
ランドセルを待つ間に♪
サブバッグや給食袋、給食エプロン、マスクなどなど、ランドセル以外のグッズの用意も忘れずに
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特に人気の高い『工房系』ランドセルの資料請求サイト(2022年度入学)
紙のカタログの多くは早期に送付終了してしまいますが、Webカタログを閲覧できたり、有料の皮革サンプルを入手できるメーカーもあります。興味があるメーカーのサイトはのぞいてみましょう。(2021年6月時点)
黒川鞄工房
注文受付終了
『工房系』ランドセルの「ラン活」まとめ
「ラン活」の最高峰、『工房系』ランドセルの購入を予定している場合は、早め早めの行動が必須となります。10万円を超えるお買い物ですから、納得のいく一品を入手したいですよね。
まずは年中の12月~3月の間の早めの時期に、まずは公式サイトなどからカタログ請求を行いましょう。
子どもの入学の日が待ち遠しくなるような、家族全員がうれしくなるランドセルが手に入れられるといいですね♪
でも、もし、既に『工房系』が売り切れてしまっていたり、お気に入りが見つからなくてもがっかりしないで!
『工房系』以外にも、子どもがよろこぶランドセル、ブランドコラボなどのおしゃれなランドセルはたくさんありますよ。
『②大手系(お手頃/ブランド)』ランドセルについてはこちらをチェック!
『③お得系』ランドセルについてはこちらをチェック!