目次
一般的な保育園の持ち物について【食事編】
次にお食事に関連するアイテムをみていきましょう。
・食事用エプロン(主に0~2歳)
どこの園でも一般的に、0~2歳児クラスで必要とされます。1日あたり2~3枚使いますので、5~6枚程度用意しておくと安心でしょう。
市販ではいろいろな素材の「食事用エプロン」がありますが、基本的に保育園では、シリコン素材のものはかさばるのでNGとされています。撥水加工が施してあるポリエステル素材などの布タイプのものを用意するといいです。
また、首元を留める部分は面ファスナータイプの方が、子どもが自分で着脱できるためおすすめです。
・口拭きタオル(ハンドタオル)
こちらも0~2歳児では必須のお食事アイテム。基本的には「午前おやつ」「昼食」「午後おやつ」の1日3回使用するので、その分の枚数が必要となってきます(手拭きタオルと違って、使いまわしはしません)。6~9枚くらい用意するとよいでしょう。3歳児クラスからは使用頻度が減ります。
タオルを濡らして口まわりをゴシゴシ拭くので、肌触りがいい、品質のよいタオルを選ぶと安心です。
・コップ
コップはプラスチック製のもので、取っ手が一つだけのものを用意するのが基本です。容量が200mlのサイズを指定されることが多いです。食洗機で洗えるものだと便利で丈夫なのでおすすめです。
・歯ブラシ(主に3歳から)
年齢に合ったサイズの歯ブラシを用意します。コンパクトヘッドのものだと奥歯までしっかり届いて、自分一人でも磨きやすいですね。歯ブラシという商品の特性上、デザインが他の子とかぶりやすいため、こういったおしゃれなものを用意してあげると、子どももよろこぶし、取り違いを防ぐことができ衛生面でも安心です。
・コップ袋
コップ袋には上記のコップや歯ブラシを入れるのが一般的。マチ付きの巾着袋がおすすめです。お安い値段で売っているものはマチなしのタイプが多いので、購入の際はよく確認しましょう。
コップ袋に関してはこちらの記事に詳しく書いてありますよ。
以上、基本的にどこの保育園でも必要になる持ち物を挙げました。
それではいよいよ、保育園の【タイプ】によって異なる「持ち物の特徴」についてお伝えしていきます。
認可・私立保育園は、「園独自の方針がある」
私立保育園の特徴は、「園独特の方針がある」こと。例えば「英語教育に力を入れている園」や「思いっきり泥んこ遊びをする園」などなど。そう聞くと、「持ち物の負担が多そう?!」と感じるママもいるかもしれませんが、私が経験した中では、他のタイプの園に比べて「持ち物の負担が少ない」という意外な魅力がありました。例えば以下のような具合です。
認可・私立保育園の「寝具」の特徴
・布団類の準備はバスタオル2枚だけ(掛け布団と敷きシーツの代用としてバスタオルを使用)
・シーツには「コットカバー」を使用する園も
私立保育園は、園児たちのお昼寝に「コット」という簡易ベッドを使用している園が多いです。そのため布団の持参は必要なく、布団カバーを用意する必要もありません。
我が家の長男が保育園に通っていた数年前には、シーツにはバスタオルを使用する園が一般的でしたが、近年は、「シーツをコットに固定した方が、安全性が増す」とのことで、コットカバーを利用する園が増えてきたようです。
コット自体の通気性が良いので、それを活かすためにコットカバーも通気性の良い「ガーゼ素材」がおすすめです(素材の指定が保育園からされている場合はそちらに従ってください)。また、コットカバーにはサイズも何種類かありますので、園の資料をよく確認して間違えないように用意しましょう。
認可・公立保育園は、「手作り推奨」「意外と細かい」
公立保育園は、自治体が運営している保育園。営利目的で運営しているわけではありません。保育士さんも公務員として勤務されているため、比較的長く続けていらっしゃるベテラン保育士さんが多いという意外なメリットも。ベテラン保育士さんは、子どもの扱い方も上手だし、私たち親への対応もきちんとしてくださり信頼性抜群。特に登園時など、子どもがイヤイヤと渋っているときでもベテラン保育士さんは臨機応変にその子に合った対応して泣き止ませてくださるので、忙しい朝には女神のような存在。
が、その一方、意外にも私立保育園に比べると面倒なことも多いかもしれません。
【特徴】
・各グッズのサイズ指定が細かいため、手作りの必要がある場合も
・布団カバーやお布団セットなどが必要
・着替えの回数が多い
公立保育園は手作りしなければならない持ち物が多い印象があります。
我が家の子どもが通った保育園は「この通りに作ってください」という細かい指定がありました。理由は2つ。「サイズを統一したいから」と「ママの手作りで愛情を込めてほしいから」というものでした。私は、「コップ袋」「パジャマ袋(布団袋)」「布団カバー」を手作りしました。
運よく指定されたサイズの市販品を見つけることができたらそれを使用することも可能ですが、これが意外と見つかりませんでした…(あえて市販品にはないサイズを指定している?と思ってしまうぐらい!)。
次にお布団について。
公立保育園では、私立保育園のようにコットではなくお布団を使用していることが多く、「布団カバー」が必要になってきます。
布団カバーは「掛け布団用」「敷き布団用」「毛布用」と3種類、準備しなければなりません。
そしてこの布団カバーは、自分で保育園の布団にセットしなければならないため、月曜日の朝いそいそとカバーを取り付けるのが意外と大変です。(一週間ごとに取り換えるきまりで、月曜日の朝に取り付け、金曜日の帰りに取り外します)
そのためほとんどの人が「2セット」用意しており、金曜日の帰りに古い布団カバーを外して、新しい布団カバーをつけていくという方がほとんどです。
手作り品はこんな感じ。
でも、全部手作りしていたらママは大変なので、サイズが合うものは既製品を使っていくのがおすすめです。
次は着替えについて。
着替えについては個人的な感想になりますが、私立保育園に比べると圧倒的に着替えの頻度が多い気がします。そのため、大量に服の準備が必要になってきます。
無認可保育園は、「バラエティ豊富」で「独自のルール」
無認可保育園は、「国」からの認可基準は満たしていないけど「各都道府県」で定めている認可基準を満たしている、というもので、認可保育園に比べて質が低いというわけではありません。こだわりの特徴的な保育内容ゆえに敢えて認可を取らずに経営しているような、特徴的なスタイルを持つ無認可保育園もあり、一口に「無認可」といってもその内容はさまざまです。
持ち物については一般的な認可保育園の持ち物とほとんど変わりがないところが多いです。ですが、私が経験した中ではこんな特徴がありました。
【特徴】
・布団はお布団セットを各自持参
・オムツ持ち帰りの園も
我が家の子どもたちが通った保育園の中で、唯一「お布団セット」が必要になったのが「無認可保育園」でした。周囲のママ友に聞いても、認可保育園でお布団セットが必要になったという人はいなかったので、無認可保育園の特徴なのかな、と感じています。
お布団セットごと金曜日に持ち帰り、月曜日に持ってくるというシステムのため、頻繁に持ち運びをします。そのため、持ち運びに便利なものがおすすめです。
憂鬱なお布団運びも、かわいいものだとテンションが上がりますね♪
また、使用済みオムツが持ち帰りの園もあります。(自治体のごみ処理事情によるのかもしれません)
我が家の子どもの通う無認可保育園では、使用済みオムツを持ち帰らなければいけませんでした。使用済みオムツは、ビニール袋に入っていても嫌なニオイがしてきますよね…。
そんな使用済みオムツの持ち帰りに最適なポーチがコチラ。
マチ付き&巾着タイプなので、たくさん入ります!
防水で消臭、生地もかわいくておすすめです。
一時保育は、「お弁当持参」が基本
一時保育は仕事以外にもリフレッシュなどの理由で預けることも可能。
ただし、「週3回まで」などの規定がある園が多いです。
それでも、認可保育園はおろか、無認可保育園にも入れなかった保育園難民の人たちがこぞって預けていたのでかなりの激戦でした。0歳児~5歳児まで、全年齢の子どもたちが毎日入れ替わりで保育されています。
【特徴】
・お弁当持参の園が多い
・0歳児であれば哺乳瓶、ミルク、離乳食も!
・すべての持ち物が入る大きなカバンが必要
給食は作っておらず、お弁当持参の園が多いです。いろいろな子どもが入れ替わりで通うため、アレルギー対応などが難しいためだそうです。そのため、一時保育ではお弁当箱が必要になります。
セットで用意すれば、「○○ちゃんの」ということがわかりやすく、取り違いや紛失を防ぎます。
0歳児(哺乳瓶持参の場合)は、哺乳瓶ケースも必要ですね。
また、毎日園児が入れ替わるため、基本的に持ち物はロッカーやフックにかけることはせず、各自のカバンの中で管理することとなります。そのため、すべての荷物が入る大きなカバンが必要です。荷物が飛び出さないように、ファスナー付きが安心です。
手作りが必要になった時に要チェックのショップ
園からの指定で「手作り品」が必要な場合。
また必ずしも手作りでなくていいと言われている場合でも、サイズ指定のある園がほとんどなので、「指定サイズの商品を探すのが面倒だから作っちゃえ!」というママも中にはいらっしゃるでしょう。
そんな、かわいい生地をお探しの方におすすめのサイトがこちら。
約200種類以上の豊富なラインナップで、既製品として販売されている商品と同じ柄の生地が販売されています。例えば、「コップ袋は既製品でサイズが合うけど、パジャマ袋はサイズが合わないから手作りしなきゃ」などというときに、COLORFUL CANDY STYLEなら既製品とおそろいの生地で手作りすることができます。
子どもが「これは自分の持ち物だ」と認識しやすいので、巾着類やタオル類などはできる限り同じ柄で揃えるのがおすすめ。保育士にとっても「この柄は〇〇ちゃんの」と区別しやすいので、双方にとってメリットだらけです。
人とかぶりにくい柄ならなおさら、持ち物の入れ間違いなどが無くなるでしょう。
また、いろいろと手作りしなければならないとなると、「ミシン」が必要になってきます。
子どもがいると、小学生になっても給食用の白衣や防災頭巾の修繕、体操服にゼッケンを縫い付けるなどなど、案外ミシンを使う機会があるので、まだ持っていないという方は一台持っておくと便利です。
ミシン初心者は「コンピューターミシン」がおすすめ。
文字縫いができたり、刺しゅう縫いができたりとバリエーション豊富に縫えるものだと使い勝手が良いです。面倒な糸通しがワンタッチでできたり、下糸を引き出さなくても縫い始められたりなどと便利な機能がついているのもポイントです。不慣れな方や初心者さんこそ、ある程度よいものを購入する方が、結局使えます。
保育園での服装の「5大NG」とは
保育園での衣服について。
保育園では「動きやすい」「安全な」「自分で着脱しやすい」服装が基本です。基本的には以下のような服装がNGとされています。
1.ジーパン(固い素材のもの)=動きにくい、着脱しにくいため
2.スカート(スパッツ付きでもダメな園が多い)=スカートを踏んだら危ないため
3.オーバーオールなど上下がつながっている服=着脱しにくい、遊具で遊ぶとき危険なため
4.ボタンなどの装飾がついている服=装飾が取れたとき、誤飲のおそれがあるため
5.フードの付いた服=遊具で遊ぶとき、また万が一引っ張られたとき危険なため
また、衣服のサイズは「大きすぎず、小さすぎず」がポイント。
小さすぎてしまうと自分で着脱しにくくなってしまい、反対に大きすぎるとズボンの裾を踏んでしまったり、手を出さずに遊んでしまったりと危険なことが。保育士さんに大きすぎる袖や裾をまくってもらうことにもなってしまうので、保育士さんの手間にならないよう、お子さんに合ったサイズの服を用意できるといいですね。
すべての園で必要な「名づけ」について
保育園の入園準備で必ずやらなければならないこと。それは持ち物すべてへの「名づけ」です。
これが意外と大変な作業なのですが、便利グッズを使えば名づけの効率もアップします。
名づけグッズについてはこちらに詳しく記載されています。
【関連記事】
入園準備に必須! 先輩ママ厳選、3年間役立つ「お名前つけグッズ」
まとめ:園のタイプの傾向と対策
保育園のタイプ別によって、持ち物の特徴に違いがあることが分かっていただけましたでしょうか。これから保育園を探す方、または転園をご検討の方にもご参考になればうれしいです。
これをお読みの方の中には、「きょうだいで同じ園に入れなくて、私立と公立に分かれてしまった」という方もいるかもしれません(私もそうでした)。
それぞれの園で違う持ち物を準備するのは大変ですが、入園準備は最初を乗り越えてしまえばあとは大丈夫。市販品や便利なグッズを上手に活用して、頑張って乗り切りましょう!
ここでご紹介した持ち物はあくまでも一例です。
私立保育園でもお布団持参の園もあれば、オムツ持ち帰りの園もあると思います。
必ず保育園からの説明を聞き、配布された資料などをよく読み、必要な持ち物やサイズなどの確認をするようにしてくださいね。
みなさんの園生活が素敵なものとなりますように♪