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「読解力」が全教科の鍵!子どもの読解力&語彙力アップにおすすめドリル&本17選【低学年~中学年編】

3.【低学年~中学年】 なぞ解きストーリードリル(ナツメ社)

まずは、「百ます計算」で有名な陰山英男先生が監修していて、なぞ解き仕立てのショートストーリーを読みながら読解力を高められるという、「なぞ解きストーリードリル 小学国語」をご紹介。1日1話ずつ読み進めると30日で完了するので、達成感も味わえます。

特徴は、
●問題文の長文が身近な話題で、読みやすい
●設問は、「穴埋め」「内容正誤」「記述」とバラエティ豊富
●問題のレベルは比較的易しい
語彙も増やせる(別冊の「語彙ドリル」あり)
●自力で解くなら3~4年生、読んであげるなら1年生~

読解力が不足していると、長文を読み切ることができず、一部分だけ読んで不十分な理解のまま不適切な回答をする、という行動が起こりがちです。この「謎解きストーリードリル」は、長文自体が読みやすく、問われる内容もやさしめなので、「長文をしっかり読み切る」というトレーニングに最適です。

はじめはママが読み聞かせをしてあげれば低学年からでも取り組めますし、また、高学年になって難解な長文にてこずるようになった時に基礎基本に立ち返り、自信を取り戻すのにもおすすめです。

Amazonでもこんなに高評価。無料試し読みもできるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

3年生以上の子や、理科・社会分野に興味のある子には、シリーズ本の「小学理科」、「小学歴史」、「都道府県」もおすすめです。学年や興味に合わせてどうぞ。

4.【低学年~高学年】 サバイバル+文章読解推理ドリル(朝日新聞出版)

大人気の科学マンガシリーズ「サバイバル」ファンで、国語は苦手…という子におすすめしたい読解力ドリルが、こちらの「サバイバル+文章読解推理ドリル【自然編】」
「サバイバル」シリーズのマンガを文章に起こしたタイプの読解力ドリルです。

特徴は、
●「サバイバル」シリーズと同内容。興味があればスイスイ読める
●設問は、「穴埋め」「内容正誤」「記述」とバラエティ豊富
●問題がやさしめ・少なめで達成感を得やすい
●自力で解くなら3~4年生、読んであげるなら1年生~

大人気の「サバイバル」シリーズがもとになっているので、内容の面白さはお墨付き。読解がとても苦手な子でも、先にマンガで内容を把握しておけば文章でも内容を理解しやすく、「マンガ→文字の本」へのブリッジとしても最適。推奨年齢9歳~とありますが、科学系が好きで読書が好きな子なら2年生でも楽しめるし(3年生以上レベルの漢字にはルビがふってあります)、読解力に課題のある高学年の子にも利用価値が高いですよ。問題のあとに、設問に関係のない楽しいコラムがついており、子どもを飽きさせない工夫も満載

1冊で12問と薄くて、すぐにやり遂げられるので、飽きっぽい子や、入門編としておすすめです。これをとっかかりとして、次は前述の「なぞ解きストーリードリル」に行くのもいいでしょう。

我が家の息子も大の「サバイバルシリーズ」好きだったので、自主的に取り組みました。
別冊の語彙ドリルもあり、小学生のうちに身につけておきたい語彙が頭に入るよう工夫されています。

シリーズは他に、「生き物編」、「人体編、」「虫編」、「海の生き物編」がありますので、こちらも興味にあわせてどうぞ。

表紙もマンガチックなので、読書が好きでない子どももすんなりと入っていけます。

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おまけの豆知識:日本人の読解力にダメ出しされた、「PISA」ってなに?

PISAとは、「Programme for International Student Assessment」の略称で、国際的な学習到達度調査です。前回調査は2018年6~8月実施で、OECD(経済協力開発機構。欧州を中心にアメリカ・日本などの先進国が加盟)の72か国・地域の15歳の生徒約54万人を対象にして調査が行われました。日本からも、高校1年生の学年にあたる生徒約6600人(198校)が参加しました。

読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野の習熟度を調査する試験で、実施年ごと(3年に一度)に3つの中から中心分野が設定され、その分野が特に重点的に調査されます。前回2018年は「読解力」が中心分野でした。

PISAでは、義務教育として習うような基本的な知識だけでなく、それらの知識を実際に自分たちの生活にいかすことが問われるような発展的な内容も出題されます。思考力や応用力が問われる自由記述問題が比較的多く出題されることが特徴のひとつと言われています。

日本は、「数学・科学」の分野は世界の中でのトップレベルに位置しているのですが、「読解力」では順位を大きく落とし、且つ、前回の2015年調査と比較しても落ちている、ということです。

文部科学省のこちらのページがわかりやすくまとまっているので、私のようなデータ好きママはぜひご覧くださいね。

https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf

3年に一度開催される国際的な大規模の学習到達度調査であるこのPISA、次は今年、2021年に開催予定です。果たして日本人の読解力は下がり続けているのか、上向きに転換しているのか…結果が気になってしまいます。

これからの時代、グローバル人材を目指すためにも、母国語での読解力はとても大切だと思っています。低学年のうちからコツコツと、無理なく、楽しく、読解力ドリルに親しんでみてくださいね。

【幼児~低学年編】はこちら!

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